誤嚥(ごえん)性肺炎を防ぐには

ちょっと怖い話です。
お口のケアを怠っていると、それが原因で命を落とすこともあるというお話です。
高齢者や体力の弱っている方は、飲食物や唾液などをのみ込む力が弱っている為、誤ってそれらを気管に入れてしまうことがあります。その時に口の中の細菌も一緒に入り込み、誤嚥性肺炎を引き起こす場合があります。それによって亡くなる方も多数います。
しかし、口腔ケアでお口を清潔に保てば、口の中の細菌の数を減らすことができ、肺炎になるリスクを抑えることができます。
日頃から口腔ケアを行い、、将来自分が年をとった時のためにも歯周病やむし歯の細菌を増やさないように気をつけましょう。
三重県 桑名市 歯科 星野歯科医院

キシリトールについて[その2-キシリトールの摂り方]

キシリトールの効果的な摂り方についてお話します。
①効果的な量:1日当たり5~10g
(例:歯医者さんが作ったチョコレート 1回1~3粒程、1日1~3回程(幼児は1日1回、1粒程度)
キシリトールガム 1回1粒、1日5粒程度 1日3~5回、
キシリトールタブレット 1回3粒程 1日3~5回程(5歳以上)
②回数:毎食時&間食時&就寝前(1日3~5回) *1度にたくさん食べるより、分けて摂る方が効果的
③タイミング:歯みがき前でも後でも寝る前でもOK。(歯みがき前に摂れば歯垢を落としやすくなりますし、歯みがき後で摂れば歯質強化になります。ただし、フッ素入りの歯みがき剤を使用するときは、フッ素がガムについてしまうので歯みがき前に摂る方がよいです)
④食べている時間:ガムー1粒を5~10分、チョコレートーゆっくりなめて溶かします。
⑤期間:予防の為には毎日続けて摂ることが大切。2週間程で歯垢が減り始め、3カ月程でむし歯になりにくくなります。
注意しなければいけないことは、キシリトール比率が100%かどうか。一般の市販品のキシリトールガムは30~70%となっているので他の砂糖類が含まれると予防効果がありません。歯科医院専売のみ100%キシリトールガム、チョコレートとなっています。タブレットについては市販品との成分に違いはないようです。
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キシリトールについて[その1、キシリトールとは…]

最近ガムやチョコレートなどでよく「キシリトール」という言葉を見かけますが、歯科分野で用いる「キシリトール」について少しお話させていただきます。
まず、キシリトールとはシラカバやカシを原料に作られる天然素材の甘味料で、普段私たちが食べているイチゴ、ラズベリー等の果物、レタス、ホウレンソウ、カリフラワー等の野菜などにも含まれています。体内の中でも生産されています。
甘さは砂糖と同じなのに、カロリーは25%も低め、インシュリンに依存しないので糖尿病の方でも大丈夫な甘味料です。

キシリトールには次のようなむし歯の予防効果があります。
①むし歯菌にむし歯の原因となる“酸”を作らせない
②むし歯の原因となる歯垢(プラーク)の形成を抑制する
③歯垢(プラーク)の歯面への付着を抑制する
④むし歯菌を減少させる
⑤唾液分泌増加作用により再石灰化(むし歯になりかけた部分をもとに戻す)を促進させる
子供のむし歯数が少ないフィンランドでは、むし歯予防として小さい頃からキシリトールガムを噛む習慣があるようです。
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歯をけがした時は・・・

転んだりぶつけたりして歯をけがした時はどうすればよいでしょうか?
血が出たり、痛かったりで慌ててしまいますが、次のことに注意して早く歯医者さんに診てもらいましょう。
歯の動揺(ぐらつく時)は
・歯が動く時はそれ以上触らないようにしましょう
歯の脱落(抜けた時)は
・きれいな状態であれば、もう一度元の位置に戻すことができます。汚れていても自分では洗わずに、そのまま乾燥させないように注意して歯医者さんに持参します。もしあれば生理食塩水、なければイオン飲料水(ポカリスウェットなど)や牛乳に浸して持っていって下さい。水道水はおすすめできません。
歯の破損(欠けたり、折れたりした時)は
・触らないようにしましょう。また折れた破片があれば歯医者さんに持って行ってください。
大事なことは「汚さない、無理に動かさない、乾燥させない」です
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指しゃぶりはやめさせましょう

乳児を泣きやませるのにおしゃぶり使っているお母さん、確かに子供も落ち着き、親のストレスも軽減できるかもしれません。しかし、それは指しゃぶりとつながっていき、歯並びに影響のでる可能性が高くなります。
指しゃぶりを続けていると上下の歯に隙間ができたり(開咬)、上あごや前歯がおしされて出っ歯になったり(上顎前突)、下の前歯が内側に傾いたりします。また、上唇が突き出る、口を開けたままでいるといった習慣から口呼吸も多くなってしまいます。そうすると顔つきも長くなってくるのですよ。
かわいい・かっこいい顔の成長のためにも、3歳までには指しゃぶりをやめられるようにしていきましょう。また、指しゃぶりの習慣がつかないようにする為にも、乳児の時に安易におしゃぶりを使わない方がよいのかもしれません。
なかなかやめられない場合にはマニキュアのように指先に苦い液をつけるといった方法もあります。星野歯科医院にもございますのでご相談ください。
歯並び・矯正について詳しくはこちら:
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あごが細くなったのは進化?

現代の人は昔に比べ、あごの形がスッと細くなっている人が多くなりました。
そのため、歯並びが悪くなったり、先天的に歯の数が少ない人も多くいます。
柔らかい食べ物が増えて、あごを使わなくなったからという説もありますが・・・これを“進化”と呼ぶのでしょうか?
歯並びを良くする為には、あごをきちんと成長させなければなりません。あごを成長させるにはよく噛んで食べ、あごを使うことです。
最近は「ふわとろ」とか「やわらか~」とかなめらかなものに人気があるようですが、昔に戻って「するめ」とかごぼう・れんこんなどの硬い食べ物をよく噛んで食べることも心掛けましょう。
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哺乳ビンでジュース??

寝る前などに哺乳ビンbaby_bottleでジュースをあげていませんか?
確実にむし歯だらけになってしまいますよ
ジュースにはたくさんの砂糖が入っています。哺乳ビンで飲む時のように長時間(食べることも含めて)、口の中にむし歯の原因となるようなもの(砂糖など)がある状態はよくありません。特に就寝時は唾液の分泌量も減るので、むし歯菌の恰好の餌食となります。
飲んだり、食べたりするときはだらだらと時間をかけないで、決まった時間、おやつの時や食事の時などにするよう習慣付けましょう。そしてその後は、口をゆすいだり、歯を磨いたりしてむし歯にならないよう気をつけましょう。
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